明星西壁(退却)~青海の岩場
2011年 07月 24日
ことごとく悪天に跳ね返され続けている明星山。やっと。やっとか。
蚊に悩まされほぼ一睡もできなかった状態だが、気持ちはこんもりと盛り上がっている。
組長と無事に合流。昨晩の雨が気になるが、とりあえず取り付きまで行って見ることに。左足の足底腱膜炎が気になるが、この1週間のアイシングと湿布、ストレッチが功を奏したのか、まだ痛みは残るものの調子は悪くない。
登山客がそれほど多くないのか、登山道を覆う草の露でびっちょ濡れに。足に気を配りながらも歩くこと1時間。西壁の基部へ。想像以上に壁は大きく、上手に撮影できず。
「おわー、でかいなー」って喜んでいると、二人とも意気消沈気味。初めてのワタシはわからなかったが、石灰岩でこの色はかなり湿っている状態でヤバイらしい。
11台の湿った石灰岩のスラブは、確かに想像を絶するな~。しばらく様子を見ることに。湿度120%、ガスも全く動かず。それでも、岩は徐々に乾いてきているか?
あまりに気持ちよく地面に横たわって寝ていると、ブヨに刺されまくった><。そうこうしているうちに、雨がぱらついてきた。今回もだめだったな~。またね、明星。
下りは足にくる。かかとが接地するとかなり痛いので、ついつま先立ちに。それを庇う右足の負担も大きく、登山口に戻ることには両足とも変な部位が筋肉痛に。
折角なので、南壁を眺めに展望台へ。でかい、とにかく。もう少し涼しくなったら遊びにきたいな~。
さて、どうするか。青海に岩場があるとのことで向かうことに。
ものの50分ほどで到着。ルート数は10本程と思われる、こぢんまりとした石灰岩。トポがないのでグレード不明。徒歩0分なのは嬉しい。
それぞれがルートを吟味し、ワタシは中央を斜上するルートにマスターで取り付く。グレード不明なルートを登るのがこんなにドキドキするとは^^;。写真は組長。
なんだかアルパインチックだし、ムーヴが立体的でとても楽しい1本。写真はワタシ。
sonoもフラッシュを決める。
組長は一番右側のルートをチョイス。
ワタシもトライさせていただく。2人の登りをがっつり見ていたので、なんとかフラッシュ。石灰岩って楽しいかも^^。
右側から2本目のルートにトライする組長。なかなか手強そうな1本。
ワタシもリードトライさせていただくが、出だしからなかなか悪い!多テンでなんとかトップアウト。普段触っている壁とは違い、とても新鮮で楽しい!この岩場を狙ってくることは(遠いので)ないだろうが、こっち方面に来るついでがあったらもう1度行ってみたいなー。
帰りに楽Pに寄りH山さんとおしゃべり。冷えたカモミール茶をご馳走になる、うまい!!ごちそうさまでした。
2時間ほど山道を歩いたところ、普通の歩行やクライミングには耐えられそうだ。下り道でかかとが接地すると痛みが残るが、ヒールカップを装着してゆっくり歩けばよいリハビリにもなりそうだ。
一時はどうなることかとヒヤヒヤしたが、まずはほっとできた^^。ご心配をおかけした皆様、ありがとうございました。歳を考え、慎重に行動します。