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by kanechin
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北岳バットレス (3) 第4尾根登攀

 いよいよ、第4尾根の登攀。sono&ワタシ(ダブル2本)と、shiba&shige&nori(シングル1本+ダブル1本)のパーティに分かれる。靴をクライミングシューズへ履き替え、ラックにギアを装着。

 まずは、ワタシがトップで08:20に登攀開始!写真は1P目のスラブ&クラック。前回と比べてハーケンが減ったような?キャメロットの3番で切り抜けた。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_22294355.jpg

 「半分」のコールが聞こえず、40m近く登ってしまった。後発部隊には、一段下でピッチを切ってもらう。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_22311492.jpg

 2P目のトップはsono。スラブを越え、ピラミッドの頭を右側から巻く。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_2232689.jpg

 3P目、4P目はだらだらと登っているうちに過ぎてしまった、汗。写真は通称「白い岩」をトップで登るshiba。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_2238865.jpg

 そして、核心と言われる5P目(Ⅴ)へ。大きなテラスの上にあり高度感がないため、快適!shigeとワタシ。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_22413024.jpg

 しかし5P目はむしろ、その後のリッジ(尾根)の方が高度感ありまくりでビビった、汗。5P目終了点で、noriをビレーするshiba。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_22352555.jpg

 ココまで来ると、当初に登るはずであったdガリー奥壁が一望できる。来年こそは!!
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_22361044.jpg

 「マッチ箱」から10数mの懸垂。錆びたリングボルト2本が支点なので、衝撃を加えないようじわーっと下る。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_22371492.jpg

 皆が降りてくるまで、一旦靴を脱いで昼食を摂る。が、今思えば、ここはさくっと越えておくべきであった。後発パーティにも追いつかれ、ちょっと煽られ気味。遅くてごめんなさい。。。6P目もトップを行かせてくれる!ありがとー。
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 天気も良いし、快適なスラブを満喫!!
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 6P目の途中から、下を振り返る。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_22433412.jpg

 鳳凰三山も、下に望めるようになってきた。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_22435867.jpg

 後続パーティも既に懸垂を終えたようなので、フォローのsonoをビレイしながら、フィックスでどんどん登ってきてもらう。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_232834.jpg

 城塞下部の枯れ木テラス(というほどのテラスではないが)でビレーに入るsono。7P目をリッジ通しにsonoは登ったが、結構シビれる部分であった。やるな~!左上のチムニーが、dガリー奥壁の最終ピッチ。
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 枯れ木テラスから、中央稜。いつか登れる日が来るといいな~。
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 後続パーティ。マッチ箱も、だんだんと下がってきた。
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 最終の8P目はワタシがトップ。出だしは支点がなく、結構シビれた。写真は鳳凰三山をバックに、フォローのsono。12:15にトップアウト。安全地帯まで登って、すぐさまロープを束ねる。意外に時間がかかっており、ちょっと焦る。
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 後続パーティもちょっとてこずっている様子?安全地帯に上がってきたのは13:00であった。急いで荷物を分担して、パチリ!お疲れ様でした~!
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 が、ここから稜線までも、ちとしんどい。
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_2385180.jpg

 そして、13:20に日本第2位の高峰「北岳」(3,192m)へ登頂!初めての北岳がバットレスという、なんともウラヤマシいメンバーも!?
北岳バットレス (3) 第4尾根登攀_b0050067_2394182.jpg

 さて、二俣で荷物を回収し、2時間40分でバス停まで下らないといけない!?すぐに、下山開始。「さぁ、いよいよ北岳のホントの核心だよ~!」ってワタシ。それが、本当に核心になってしまうとは露知らず。。。 (つづく)
by kanechins | 2009-10-04 22:21 | 「アルパイン」の独り言