北岳バットレス (3) 第4尾根登攀
2009年 10月 04日
まずは、ワタシがトップで08:20に登攀開始!写真は1P目のスラブ&クラック。前回と比べてハーケンが減ったような?キャメロットの3番で切り抜けた。
「半分」のコールが聞こえず、40m近く登ってしまった。後発部隊には、一段下でピッチを切ってもらう。
2P目のトップはsono。スラブを越え、ピラミッドの頭を右側から巻く。
3P目、4P目はだらだらと登っているうちに過ぎてしまった、汗。写真は通称「白い岩」をトップで登るshiba。
そして、核心と言われる5P目(Ⅴ)へ。大きなテラスの上にあり高度感がないため、快適!shigeとワタシ。
しかし5P目はむしろ、その後のリッジ(尾根)の方が高度感ありまくりでビビった、汗。5P目終了点で、noriをビレーするshiba。
ココまで来ると、当初に登るはずであったdガリー奥壁が一望できる。来年こそは!!
「マッチ箱」から10数mの懸垂。錆びたリングボルト2本が支点なので、衝撃を加えないようじわーっと下る。
皆が降りてくるまで、一旦靴を脱いで昼食を摂る。が、今思えば、ここはさくっと越えておくべきであった。後発パーティにも追いつかれ、ちょっと煽られ気味。遅くてごめんなさい。。。6P目もトップを行かせてくれる!ありがとー。
天気も良いし、快適なスラブを満喫!!
6P目の途中から、下を振り返る。
鳳凰三山も、下に望めるようになってきた。
後続パーティも既に懸垂を終えたようなので、フォローのsonoをビレイしながら、フィックスでどんどん登ってきてもらう。
城塞下部の枯れ木テラス(というほどのテラスではないが)でビレーに入るsono。7P目をリッジ通しにsonoは登ったが、結構シビれる部分であった。やるな~!左上のチムニーが、dガリー奥壁の最終ピッチ。
枯れ木テラスから、中央稜。いつか登れる日が来るといいな~。
後続パーティ。マッチ箱も、だんだんと下がってきた。
最終の8P目はワタシがトップ。出だしは支点がなく、結構シビれた。写真は鳳凰三山をバックに、フォローのsono。12:15にトップアウト。安全地帯まで登って、すぐさまロープを束ねる。意外に時間がかかっており、ちょっと焦る。
後続パーティもちょっとてこずっている様子?安全地帯に上がってきたのは13:00であった。急いで荷物を分担して、パチリ!お疲れ様でした~!
が、ここから稜線までも、ちとしんどい。
そして、13:20に日本第2位の高峰「北岳」(3,192m)へ登頂!初めての北岳がバットレスという、なんともウラヤマシいメンバーも!?
さて、二俣で荷物を回収し、2時間40分でバス停まで下らないといけない!?すぐに、下山開始。「さぁ、いよいよ北岳のホントの核心だよ~!」ってワタシ。それが、本当に核心になってしまうとは露知らず。。。 (つづく)