二子山・西岳中央稜(7P)他
2008年 12月 22日
午前4時30分起床。湯の丸SAでTokkyをピックアップし、佐久ICで下車。十石峠経由で二子山(埼玉県)を目指す。8時45分に股峠に到着し、登攀具を装備。「中央稜ってなに??」くらいない感じで急遽、気軽にメンバーに混ぜていただいたが、で、でかいぞ!?高所恐怖症のワタシとしては焦りもあったが、暖かいのは幸いである。
祠エリアを通過し、ロウソク岩の横を通過し中央稜の基部へ。どどーんと岩壁が登場~!
ワタシ&仙人ペアと、S川CL&Tokkyペアでロープを結ぶ。1P(Ⅲ級)は仙人がトップに入り、あとはツルベ(交互にトップを交代)で登る。フェースから入り、トラバース気味に上がると快適なテラス。以降、ペツルの支点が2本×2組あり、シーズン中の渋滞加減が想像できる。
1P目終了点で仙人。っこでローソク岩の基部と同じ高さか?
2P目(5.8)はワタシがトップ。尾根上にペツルが打たれていて、導かれるように登る。高度感も加わり、岩も硬く安定し、実に楽しい~。写真は仙人が登ってくるところ。
核心の3P目(5.8、+NP)は仙人トップ。クラックの入口と出口にボルト有り。途中はカム類が2、3本欲しいところ。抜け口がちょいしょっぱいが、ボルト、ハーケンがあるのでA0も容易。すぐ右の壁には「ラップタイム(5.9、★★)」というバリエーションもあり。
そうこうしているうちに、後続パーティも到着。
3Pの抜け口を越えたS川CL。
随分と登ってきたが、まだまだ山頂は遠い!?
4P目(以降、グレード不明だがⅢ~Ⅳ+とのこと)、ワタシトップ。優しいが、ボルトがわからずカム&残置ハーケンで登る。
5P目(多分ここがⅣ+)を登る仙人。青空が気持ちいいし、岩も実に安定しているので、大胆にカブリも超えていける。このピッチはボルトが良く整備されていた。
最近、岩にハマりはじめたTokky。マルチピッチにも徐々に慣れてきた様子~。
6P目(感覚的にはⅢ+)はワタシがトップ。カンタンなためか、ボルトなし!?カム、残置を上手に使って終了点までくると、ローソク岩がかなり下に望めた。
6P目をフォローする仙人。下方に坂本の集落が望める。
7P目は、ほとんど歩きに近い。樹木も出てきて支点とし、山頂へ!皆さん、お疲れ様でした~。アルパインとフリーをこなしている方であれば、実に快適で楽しいルートだと思う。こりゃ、人気があるわけだ^^。シーズン中は大渋滞するというのも頷ける、うん。
下山口へ向かう。奥に見えるのが西岳本峰。ハイカーの人も多い。
12時過ぎには股峠へ帰着しランチタイム。ぽかぽか、暖かい~。12月とは思えない。快適ではあるが、少しは雪が降ってくれないとな~、山だけでも。
折角なので、西岳エリアへ。すると偶然、鳳来パラダイスで出会った小連れクライマーに再会!「鬼ごろし(5.12a/b)」に果敢に挑戦されていた!我々は、分相応なルートを探すが、どれも厳しそう。
アップ(というか、低いグレードのものがない、汗)で短めの「アルケオロジー(5.10b)」へ取り付く。これがいきなりツルツル。小川山のツルツルとは全くワケが違う、ほんとのツルツル!?すんごい立体的なホールド、(ワタシには)強い前傾、安定しないスタンスでビビりが入りまくり、各駅停車でなんとかTRをセット。
S川CLが張ってくれた「シリアル(5.10d★★)」もTRで触る。こっちの方が人工壁チックで愉しい、TRなら^^;。S川CLは「ごんべえ(5.11a)」にもTRを張ってくれる。回収にTRで登るが、なんか動きが立体的で新しい気分。それにしても、すんごい壁だ。
3時半頃に撤収に入り、4時に駐車場。すんごい車の量!十石、佐久経由で帰路へ着いた。急遽、お仲間に混ぜていただいたみなさん、楽しい一日をありがとー!!初めての二子であったが、冬の時期にもう1度は来てみたいな-。