IE9ピン留め
信州須坂は「蔵の街」
 名実共にワイルドであった「やまぼく」滑走の帰り道。Syokoが「そういえば、味噌がなくてね~」って話になり、ふと思い出したのが中村醸造場。職場がある須坂は「蔵の街」として知られ、酒蔵、味噌蔵がある。

 なので、帰り道に井上にある販売所に寄ってみた。通り道なのに、入ってみるのは初めて!

 早速、試食コーナーへ!各種味噌はもちろん、白瓜の麹漬けやきゃらぶき、金山寺味噌なども試食できる。お店のお姉さんが、すかさずお茶を出してくれた!

 汗をかいていたこともあってか、塩分が美味しい!やっぱり、ちゃんとした手作りの味噌はおいしぃなぁ~!味噌をなめながら日本酒いけるよ、これは。ということで、「まるゆき味噌」(大豆は青森産おおすず)の中甘1kg(630円)と生きた麹の「しょうゆ豆」(要冷蔵、315円)を購入!

 今日はパスタな気分であったので、半ば強引ではあるが「まるゆき味噌」を使って味噌ナス炒めを作り、ペンネ150gと合わせてみた。パルメザンを振ったら、なからいけたよ~。

 「朝茶はその日の難逃れ」って聞いたことがあるが、味噌のパンフを見ると「味噌汁は朝の毒消し」という言葉があるみたい。なんでも、二宿酔いにも効くらしい!?美味しい味噌がある生活って、なんかいいな~。

 中村醸造場 http://www.suzaka.info/nakamura/
# by kanechins | 2012-01-28 22:55 | 「料理」の独り言 | Trackback | Comments(0)
初やまぼく&たこち
 2012年 1月28日(土)
 ここ数日の寒波で、やっと里にもまとまった雪が!「これはチャンス!」と、Yoko&Shokoと初「やまぼく」へ!「やまぼく」は今年50周年を迎える「(旧)山田牧場スキー場」の略で、貴重な非圧雪ゲレンデとして静かなブームになっている。が、知らない間に「Yamaboku ワイルドスノーパーク」という名前になっていた!

 うーん、こんなに素晴らしい雪なのに、人が少ない!

 メインルート以外の非圧雪部分はかなりの積雪で、コケたら最後。板を外さないと脱出できない^^;。それにしても、ゲレンデでこの雪ってすごいな!県外ナンバーが多いのが印象的!

 上部の上級者コース「ルッキーチロル」は、最大斜度38度!バーンだったら滑落必至であるが、こんだけ雪があるとなんとかなるものだ^^。上部に向かうリフトは、懐かしのシングル!

 午前券(2,500円)で真性パウダーを頂いたのち、タコチ券(500円)で日本一を謳う全長13kmの名物「タコチコース」へ。メインは林間であるが、ショートカットルートはなかなか!ココからは自己責任のBC(バックカントリー)エリアだ!

 最初は勝手がわからず快適にパウダーを突っ込んだら強制ジャンプ台となっている部分で飛んでしまい、引力を感じたり!今日の深雪だと「ボーダーは大変!」ってリフトの人に言われたけれど、遅くに入ったためかよく踏まれていて、快適にフィナーレを迎える!

 最後は距離にして600mほどのハイクアップ!雪上ハイクと考えたら、楽しいものだ。途中、雪上で放牧されるホルスタインの群集が!!

 やっぱ、山の中を歩くだけでもいいなー。

 タコチコースのゴールである「山田温泉キッズスノーパーク」(旧山田温泉スキー場)で帰りのバスチケット(300円)を購入!このときにリフト券とタコチ券を確認される。バスは8:32、11:02、13:32、14:59、16:22の5便。臨時便が出ることもある。

 タコチコースは土日祝日のみオープンされ、ゲレンデ外滑走となるので「遭難・捜索・救助の場合それぞれの費用が必要」と明記されている。万一に備えて携帯電話、携帯食の携行を勧めていた。バスに乗ったら、心地良い振動と寝不足で爆睡!

 帰りは野趣溢れ過ぎの「七味温泉・渓山亭 恵の湯」(500円)へ。

 単純硫黄泉で湯は白く濁る。露天は貸切状態!

 近くにありながら、なかなか雪に恵まれずに行ってなかった「やまぼく」。規模は少し小さいけれど、信州のシャルマンって感じ。雪が良いときにBC感覚が楽しめるステキなゲレンデ。

 非圧雪ゲレンデって貴重なので、なんとか経営が持って欲しいなぁ~。雪が良いときに、また行くとしよう!
# by kanechins | 2012-01-28 21:15 | 「滑り」の独り言 | Trackback | Comments(0)
今週末はヤバそうだ。
 久しぶりに強い寒気と降雪に恵まれている!「うれしー!!」って思っているが、この週末は北部でのBCはちょっとヤバそうだ。小谷の積雪推移と白馬の気温推移をグラフにしてみた。

 累積で降雪574cm、特に寒気が入ってきた23日以降は既に120cmの上載降雪があり、今もコンコンと降っている様子だ。これって相当にヤバいと思う。

 特に県北でBCに入られる方は、本当にお気をつけください。
 かく言うワタシたちも、気をつけないといけない。
# by kanechins | 2012-01-27 23:33 | 「山」の独り言 | Trackback | Comments(3)
雪崩講習会(2日目)。
 2012年1月22日(日)
 午前5時00分起床。外はまだ真っ暗で、軽く雪が舞っている。昨晩の雨で、道路の雪がかなり溶けた。1月の大町にしては暖かいな~><。朝食を頂き、掃除をして出発。

 今日は実際に山の中で、班に分かれての講習。鹿島槍のリフトを1本乗り、一旦林道へ。

 林道では、まず搬出のパッキングから。

 傾斜がある場所の登下降を想定し、下降時は立木を使ってムンターヒッチ(半マスト)で確保、登高時は1/3引き上げシステムで確保する。ATCガイドを使用しての1/3を教えてもらう、なるほど。

 引き上げるときは雪面との抵抗を減らすために、軽く持ち上げると良い。

 さらにリフトを1本乗り、ゲレンデトップから黒沢尾根に入る。簡易的に弱層を見るハンドテスト。

 雪柱を持ち上げて、軽く下から叩くだけで10数cmの所からスパッと切れた。

 崩壊した部分をひっくり返して見てみると、内部の弱層部分に霜ができているのがわかる。

 もう一度、大町のグラフを見てみよう。

 場所、標高が違うので一概には言えないが、19日の高温と直射日光で表面に霜が発達し、20日の気温降下とともに降雪したものが上載積雪となっている予想と一致する。

 続いて、雪崩捜索訓練を2つの設定で。
 まず、3人パーティ全員が雪崩に巻き込まれるが、うち2人は途中で脱出。1人が埋没したという、実際にありそうな設定から。皆、講師レベルの人たちなので、2人ずつペアで実演し、良いところ、悪いところをそれぞれ協議する。

 ほぼ共通しての反省点は、最初の状況判断と掘り方かな。深さ1~2mの埋没者を掘り出そうとすると相当手前から掘らないといけないのに、ついついクロスサーチで電波の強いところをめがけて掘ってしまう^^;。

 続いて、8人パーティのうち、ビーコンを装着した2人と、ビーコンがない1人を捜索する場合。

 複数埋没捜索であったが、慣れたみなさんだったので7分程度で2名のピンポイント捕捉。しかし、やっぱりワタシも含めて掘り方が甘いかな~。折角人数がいるのだから、システマティックに掘っていかないと非効率。掘る練習の必要性を感じた。
 
 ゾンデ捜索。こうなったら、基本的にはアウトだけれど、諦めないこと。ゾンデ捜索は、一旦捜索した部分で見逃すとなかなか再び入ることはないので、丁寧な捜索が求められる。


 続いて、ピットを掘っての断面の観察。ホントは直射日光が当たらない場所で行うこと。雪温の調査、指の触診による断面構造の把握、結晶の観察、コンプレッションテストなど。プローブで積雪量を測ると110cm程度。去年は170cmあったので、やっぱり雪が少ないなー。

 力の入れ具合などは、とても文章では表現できない。何度もやって感触をつかむしかないかなー。

 雪面内部の温度を10cmごとに計測。雪は断熱効果が高いため、積雪当時の気温がメモリーされるとか。うーん、なんか感慨深い。雪の中に温度差が生じると、昇華と凝結により弱層が生まれることがある。

 雪崩捜索の手法は各論あるようだが、自分なりに理解した「全体の流れ」を備忘のために記す。「こうしたら良い」などご意見があったら、ぜひコメントをいただきたい。

(1)統率できる人が各メンバーの役割を指示。2次雪崩の監視役を決め、発生時に逃げる方向を確認する。2人の場合は実質、見張りを置くのは不可能なので、作業しながらも上部に気を配る。

(2)周囲の安全をよく確認し、静かにかつスピーディーに現場へ。

(3)発生地点に到達したら、2次雪崩が来た場合の退避方向を確認。ゾンデ、スコップを取り出し、ビーコンを受信状態にする。狭いルンゼの場合には1人が飛んで末端から上がり、残りが上から探すと探索距離が短くなり早い。広いスラブ面の場合は2人が雪崩の両端付近を下降しながら捜索する。

(4)遺留物を発見したら大きな声でコールし位置を伝達。遺留物を持ち上げ確認。(そのまま遭難者が埋まっている場合もある)。

(5)雪崩発生地点と遺留物を結ぶ直線上、流れが変わる場所、デブリ付近に埋没していることが多いので、それを考えながらラフサーチを続ける。

(6)二次雪崩が発生したら、監視役は速やかに笛などで合図。解除も笛で行う。

(7)電波を捕捉したらコールする。それぞれの位置や状況によるが、3人が一つの電波に執着せず、もう一人の埋没者を捜索するか、プローブを出すなど状況に応じて行動する。ザックは安全地帯に木やピッケルで固定するか、背負って行動する(二次雪崩で流失させないため)。

(8)埋没が浅いと想定されたり、トリプルアンテナの場合にはピンポイント捜索を1人が続け、他のメンバーはスコップを準備する。埋没が深かったりシングルアンテナの場合には2mくらいを切ったらプロービングに変えるのも良い。

(9)プローブがヒットしたら、プローブは抜かずに斜面下側のかなり手前から広く掘り進む。埋没者に近づいたら手で掘る。

(10)発見したら、まず呼吸を確保するため頭をやさしく速やかに掘り出す。複数埋没時は発見した埋没者のビーコンを切り、全身を掘り出したらマットを乗せたツエルトに包むなどして保温し、安全地帯へ搬送する。状況に応じて、手が空いている人が別の捜索に入る。

(11)意識を確認し、必要に応じてCPRを施す。湯たんぽを作れるなら、脇の下や首の付け根に入れる。

(12)必要に応じて救援要請を行う。

(13)安定したら、もう1人の捜索に入る。以下、同様。

 雪崩の捜索訓練は今までに何度も行っているが、やっぱり焦ってしまうためか思ったとおりに動けない。訓練でこれなら、いざとなったら推して知るべし。反復練習だけが自信と落ち着きを得られる最良の方法と思われる。

 慣れた人ばかりで、雪崩発生から2人を掘り出し安全地帯に搬送するまでスピーディに行えた。しかし。現実には現場到着時間に加えて埋没深度はもっと深いであろうから、救出までははるか長い時間を要するであろう。やはり、雪崩に巻き込まれてはいけないのだ。

 こうして、2日目の講習もあっという間に終了。何かの折りに、少しでも多くの人にこれらの技術を伝達しないと。


 講師の東先生、センターのKさんをはじめ、ご一緒いただいた皆さま、ありがとうございました。慣れない班長で、至らなくてごめんなさい。

 雪崩事故が少しでもなくなりますように。皆様の安全登山をお祈り申しあげます。
# by kanechins | 2012-01-22 22:23 | 「山」の独り言 | Trackback | Comments(0)
雪崩講習会(1日目)。
 2012年 1月21日(土)
 今年も県山岳総合センターで開催された、指導者対象の雪崩講習会に参加。悲惨な雪崩事故を少しでも減らすために多くの方と情報を共有したく、また本人の備忘のためにもできるだけ詳しく記載したい。講師は今年も国立登山研修所の東さん。

 午前中は講義から。

【冬山に安全に入るために、特にリーダーに必要なこと】
(1)事前のトレーニング
 体力トレーニング(余裕のある行動能力が不可欠)、確実な登下降能力、雪山での生活能力、サバイバル能力、そして雪崩回避・対処法と蘇生術を含めた搬送技術。
(2)入山前の準備
 ルートの安全確認(過去の雪崩事故の解析)、メンバーの体調・能力管理、行動の時間管理(引き返すタイミング)、そして気象データの活用である。

【雪崩に遭わないために】
(1)雪崩は「ある時点」の事象だけで判断できるものではなく、それまでの積雪や気温推移などの状況から現在の山の状況を推測する訓練が必要。考え、そして実証することが「経験」と「カン」につながり、本を読んだだけでは習得できない。
 【情報収集に使えるHP】
 「気象庁」 http://www.jma.go.jp
 「専門天気図(HBC提供)」 http://www.hbc.co.jp/pro-weather/
 「週間寒気予想」 http://www1.ystenki.jp/kanki.html

 今年も気象庁のデータを利用して自己分析してみる。まずは研修場所のある大町から。


 12月27~1月3日は高温で推移し表面霜が形成されたあとに1月4日から20cmちょっとの上載積雪があり少し危ない状況であったと予想される。そして、1月18日で再び高温となったあとに研修があった土曜日(1月21日)にかけて20cmの降雪があり、再び危険な状態と予測される。実際の様子はのちほど記載するが、なから合致する結果となったので、このような予測は判断材料として有効であると感じる。

 続いて、白馬。


 1月18、19日に気温が高かったため、このあとに乾いたドカ雪が来ればかなり危険が予測される。今週末に白馬山域に入山される方々は注意したほうがよいかもしれない。

 同様に、雪に恵まれた野沢温泉。


 12月24日以降、1月4日以降はちょっと危ない感じかな?1月9日以降も弱層の上に新雪が1m以上積もっているので、ちょっとやばい感じである。青線は日照時間で、ほぼ日最高気温とリンクしていることから、晴天が続いたあとの降雪は要注意と考えてよいかもしれない。ちなみに、本日24日までの累積降雪量は大町が162cm、白馬が226cm、そして野沢温泉はなんと618cm!うーん、すごいな。

(2)過去の雪崩事故を振り返る。「雪崩学」の巻末には、過去の雪崩事故リストがある。雪崩事故が過去に起こった=これからも起こる可能性が高いので、行く山域の事例を調べるのは基本中の基本とのこと。

(3)地形図を事前に読む。1:雪崩のハイリスク角は25~35度、2:雪崩が想定される場合には、例え大変でも迂回(18度以下の斜面)、3:1人づつ通過(これは実践できてなかったなー)、4:ザックのチェスト&ウェストベルト、ストックのベルト、流れ止めを外す。簡易で細いウェストベルトは内蔵破裂の原因になるので必ず外す。クッションがしっかりしたものなら、逆にザックが浮力になるという考え方もあるとか。

(4)降雪中に雪崩が起きやすいのは、安息角で耐えているため。なので、弱層に関係なく突然発生する=降雪中&降雪直後は危険地帯には入らない方がよい。

(5)事前分析で「やばい!」と判断したら、「行く山を変える」くらいの気持ちで!あなたが無理するそのルートは、命を張ってまで登る必要があるのか?

(6)いざ雪崩に巻き込まれたら、最後まであきらめない(明るい方に泳ぐ、エアポケットの確保)こと。探すほうも諦めない。40分後に掘り出して助かったケースもある!

(7)ビーコンの基礎知識。1:初発信号は4秒数えて待つ(ノイズを拾っている可能性)、2:充電式電池は初期電圧が低いので使用を避ける、3:表示距離はあてにならない(後述)、4:機種により操作や特性が異なることを認識、5:パートナーのビーコンの電源の切り方を確認(複数埋没時のキャンセル動作)、6:シングルアンテナに慣れているなら、慣れないトリプルアンテナより良い場合も。

(8)救出後の保温・加温。1:急激に温めるのは危険で、毛布などでじんわり。2:ジップロックに小さいタオルを入れたものを携行し、万一の際にはテルモスの湯を入れると湯たんぽに。血流が心臓に戻る脇の下、首まわり、股を温める。3:加温専用のペットボトル(オレンジキャップ)も使える。

(9)特に立山など日本海側では、「黄砂」が弱層になることも考慮する。

 午後は搬送訓練から。いざというときにリーダーシップを発揮するためにも反復練習。色々なやり方があるらしいが、写真は傾斜地を想定して確保が必要な場所での搬送用に、ロープでバックアップを取っているところ。腰はシュリンゲで簡易ハーネスを作り、手足は手錠結びで固定する。なお、ロープのテンションは搬送用のツェルトにかかるようにするのがコツ。

 しっかり固定できれば要救助者は苦痛を感じるどころか、快適ですらあった。ツェルト1枚でもかなり温かかった。くるまれてみるのも良い経験だ。

 ビーコンの特性学習として、色々なビーコンの電波補足能力を確認。機種によって大きな違いがある。

 埋設されたビーコンの向きによって捕捉状況が大きく変ることも確認する。大事なことは、自分のビーコンを使いこなすこと。パートナーのビーコンの電源の切り方を、ビーコンチェックと併せて行うとよい。

 後半は班毎に分かれて疑問点の洗い出しを行い、東先生と一問一答。経験豊かな方も多かったので、具体的な山域での話など、聞いているほうも興味深い。

 夜は恒例の懇親会!なんで山ヤはお酒が入るといつまでも語れるのだろうな~。 
 (つづく)
# by kanechins | 2012-01-21 23:35 | 「山」の独り言 | Trackback | Comments(8)
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