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by kanechin
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 遅ればせながら、本年もよろしくお願いします。
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 2023年を振り返れば、時間に追われて「あっ」という間に過ぎ去った感が強い。単身赴任は3年目に突入。小僧は小学校に入学し、PTAや地域の役回りも。仕事面でも通常業務に加えて、温暖化や物流の多様化、薬剤抵抗性の発達に伴う課題が山積。コミュニケーション能力に課題を感じる自分にとっては、人のマネジメントの難しさにも悩まされた1年。9月にはゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)をボルダーで発症し、4か月が経過する今も治る気配がない。
 秋には実母が大きな手術を受け、体調が万全ではない。さらに、母が退院した矢先に実父が倒れて緊急搬送。学会発表も重なり、てんやわんやの師走に。父は奇跡的に回復し、退院して家で年越しを迎えることができたのは幸い。

 そして、2024年の年越しは能登半島の付け根に位置する富山・高岡で。元旦に走り初めをし、シャワーを浴びた16時過ぎに震度3の揺れ。遅れてスマホから「緊急地震速報」のけたたましい音。「今さら鳴ってもねぇ~」と皆で笑った矢先に、今まで体験したことがない猛烈な揺れが、轟音と共に襲ってきた。
 四つん這いでも転げるほどの強烈な揺れ。建物からの脱出どころの騒ぎではなく、机の下に潜り込むのが精いっぱい。周囲の棚のものが音を立てて崩れ始め、窓から見える景色を対比に、建物そのものが大きくたわむのがわかる。「倒壊するのでは!?」と恐れ慄きながら、暴れる机を押さえ、揺れが収まるのをただ祈る。揺れは実際は2分程であったようだが、非常に永く感じた。震度5強でこれなら、7って一体。。。

 揺れが収まったところで、屋外に避難。あちらこちらの防災スピーカーから大音量の緊急地震速報の音、津波警報のアナウンスが繰り返し流れてくる。頻繁な地面の揺れに地響きも加わり、喩えが悪いが、空襲警報を髣髴とさせた。
 揺れ返しを恐れ、しばし屋外に避難。近隣の方が「うちは瓦が落ちた」と、ただ無事で何より。日が暮れて屋内に戻ると再び緊急地震速報が流れ、震度2~3クラスの余震の度に屋外に飛び出し。そして戻る、を繰り返す。余震は頻繁に繰り返され、常夜灯を灯し、いつでも避難できる体制で過ごす不安な夜に。

 翌日、揺れが少し落ち着いてきた。固定されていた大きな本棚が3つ倒れ、ガラスも3か所で割れていた。
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 揺れが襲ったときにいた部屋に、大きな本棚が無かったのは幸い。
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 近くのお堂では、お地蔵様が倒れていたので、3人掛かりで元に戻す。
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 陽が昇り、珠洲、輪島の甚大なる被害の様子が次第に明るみになってきた。新幹線、高速道路も北陸は不通。人手は揃っていたので、雪崩れた書物を搬出して倒れた本棚を起こしたり、割れたガラスを集めて応急処置を行うことができた。怪我も無く、水は濁ったものの流れ、電気も通じたのは幸い。

 災いは 忘れた頃に やってくる。我が家を振り返ると、備蓄の食糧や水はローテーションされぬまま枯渇。大きな家具はないが、揺れて落下するようなものは高いところに置かない。揺れが起きたときに速やかに火の元を止める、退路を確保するなど、避難訓練もやったほうが良いと感じた。

 そして3日。能登半島の主要幹線道路は壊滅的な様子で、現状では「できることがない」と思い、一旦、信州に戻ることに。富山を発つ前に「書初めをやる」というので、ワタシも40年振り位に筆を持ってみるも、これがホントに難しい。筆ってこんなに難しかったっけ、汗。下手くそ過ぎて、泣けてくる。
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 今回の地震のみならず、毎年のように想定外の事象に悩まされるワタシが浮かんだ言葉がこれ。物事が起こってから対応する後手後手になりがちな自分を反省しつつ、日頃から意識をもって物事に向き合っていきたい。

 いまだに、能登半島では行方不明の方々が多数残されている。遺された家族のことを想うと、本当に切ない。お亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈りします。
 今、自分にできることを行いながら、被災された皆様が、1日でも早く穏やかに過ごせる日々が戻ってくるように、心からお祈り申し上げます。

 このような年明けを迎えて不謹慎ではありますが、恒例の2023年の反省と、2024年の抱負を。

【2023年反省】
1.読書、映画を積極的に。
 目標は「12冊」と掲げたが、記憶に残っているのは「異常~アノマリー~」エルヴェ・ル・テリエ著 加藤かおり訳、「今夜すべてのバーで」中島らも著くらい?2年程前から某経済雑誌の定期購読を始めたこと、日常では業務に関する書籍が多く、具体的な数値で実績を示すのは、あまり意味がないかなぁ、と感じ始めた。
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 映画を思いつくままに羅列すると、「少林蹴球」、「Armageddon」、「Kiss of the dragon」、「カーズ」、「カーズ2」、「Flozen 2」「MASK」、「ジェラシックワールド2」、「ジェラシックワールド3」、「南極料理人」、「ショーシャンクの空へ」「めぐり逢わせのお弁当(The lunchbox)/2013年インド他」他。小僧に付き合い一緒に観た映画も少なくない。

 積極的かと言われると疑問が。家にはテレビが無いのに何に時間を取られているのか。無意識にネットニュースやTwitter、Facebook、Xに時間を取られている気がしたので、スマホのデスクトップから全て削除してみた。それでも、ちょっとした合間にぽちってしまうので、この中毒性や恐るべし。

2.クライミング
 目標は「グレードに関わらず、外岩に5日行く」であった。
 1月3連休の伊豆・湯河原3日間で幸先が良いかと思っていたが、後はGWに1日だけ三崎海岸(秋田県)、初夏に小川山2日、坊抱岩に2日。
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 ところが、「今年こそは外岩に通うぞ!」と思っていた矢先、9月に深刻な上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)を発症。以降、ジムですら登れない体に><。ということで結果、8日外岩に触れることができた。

3.沢、BC、アルパイン(スポートマルチ含む)のいずれか3本
 沢は沢上谷(岐阜県)と柿其川本流(長野県)の2本。BCはGWに月山、鳥海山の2本。マルチは西南カンテ(伊豆城山)、流星巡り(小川山)の2本と、計6本行くことができた。
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4.何でも良いので資格・検定を1つ
 IPMアドバイザーの資格を取得することができた。
 
5.フルマラソン3時間40分、ハーフマラソン1時間40分、OMM スコアlong 25位以内のいずれか
 結果は、長野マラソン(フル)はネットタイム(スタートラインからゴール)で3時間46分13秒となった。目標まで6分以上届かなかったものの、この歳で自己ベストを更新できたので、まぁヨシとしたい。関ハーフマラソンはネットタイムで1時間42分17秒と、こちらも2分強及ばず。
 OMMも奮闘するも、総合得点は710点(12時間8分)、順位は総合49位/306チーム(混合10位/76チーム)となり、目標に遠く及ばず。。。 
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6.年間900kmのラン(トレイル含む)
 結果、ロードが733.1km、トレイルが154.8kmの合計887.9km(2022年対比92.7%)と、目標にわずか12km及ばず。長野マラソン本番までは頑張ったが、その後が酷いと反省。
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7.専門誌への投稿 or 学会での口頭発表
 某全国紙に1本掲載され、学会でも1本口頭発表することができた。現在は本業ではないので、まぁ頑張ったとしたい。

8.禁煙、愛飲
 達成。飲まなかった日は3、4日程しかないが、お陰様でガンマGTPは正常値。今日も元気だ、お酒が美味しい。

9.ブログ・日記の継続
 ブログは、辛うじて継続できたものの、日記は5月にシーズンが始まったところで敢え無く頓挫し大反省。

10.無事故無違反
 達成!

11.生きていること
 達成!!沢登りでリアルに死にかけたけれど、なんとか年を越すことができた。本当によかった。

【2024年抱負】
1.読書、映画を積極的に。
 具体的な目標は掲げないが、印象的な本、映画と出会えたらブログにアップしたい。
2.クライミング
 まずは、ゴルフ肘をしっかり治す!グレードに関わらず、外岩に5日行けたら御の字だなぁ。
3.沢、アルパイン(スポートマルチ含む)のいずれか3本
 スキーブーツが壊れ、恐らくBCは行かないか。それでも、沢、マルチには行きたいな。
4.何でも良いので資格・検定を1つ
5.フルマラソン3時間45分(net)、ハーフマラソン1時間42分(net)、OMM スコアlong 25位のいずれかは達成したいなぁ。
6.年間900kmのラン(トレイル含む)
7.ピアノorクラシックギターで1曲仕上げる
8.禁煙、愛飲
9.ブログ・日記(3行日記)の継続
10.無事故無違反
11.生きていること

 今年も旅鳥、がんばります。皆さま、本年もどうぞよろしくお願いします!

# by kanechins | 2024-01-16 23:09 | 「日常」の独り言

初冬の黒斑山。

 2023年12月3日(日)
 山岳会で以前はよく岩に山にご一緒頂いた、現在は千葉在住のしげ&のり夫妻と、浅間連峰・黒斑山へ。実に20年位振りだ。

 早めに着いたので、平成20年4月に開設された「高峰高原ビジターセンター」へ入ってみる。とってもキレイで居心地が良い。
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 カフェや、山道具のレンタルショップも併設されていて、なんとも便利。
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 午前8時半頃に、駐車場で久しぶりの再会を果たす!ワタシ自身は、冬靴に足を入れるのなんて何年ぶり!?装備を整え、午前9時10分に車坂峠(標高1,970m)からいざ!
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 北側の谷筋を登るルートへ。アイゼン無しで登るも、所々凍結していて悪い。
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 こうやって、ふらりと山にご一緒させてもらえるのが、嬉しい。
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 外輪山の際まで登ると、寒風が当たりだした。
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 滑落するほどの斜面ではないにしても、慎重に脚を進める。
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 分岐を振り返る。晴れていれば、遠く八ヶ岳連峰が望めるかな?
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 10:20、トーミの頭(2,320m)は冷たく強い風が当たり、じっとしていられない程で、スルー。そのまま外輪山の縁を進む。高度を稼ぐほどに気温が下がり、前を歩いていたパーティの人が「マイナス13℃ある!」と。霧氷に触れるのも、いつ以来だろう。
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 10:40に、黒斑山(2,404m)山頂に!普通に冬山のグローブを装着していたが、常に動かしていないと凍傷になりそうな程の寒さ。
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 下りはアイゼンを装着することに。ところが、ワタシのアイゼン前部の樹脂が、両足とも経年劣化かパキッと割れてしまった、汗。幸いにも、本体との間にリングが付いており、そこにベルトを通して装着はできたが、事前チェックを怠ったことに大反省。。。
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 アイスミックスの道を歩く、よいリハビリになった。
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 途中、指先、つま先が寒さで凍えて痛くなる。歳を取って、さらに末端が冷えるようになったことを実感。ツエルトは持参していたが、とてもではないが、こんなところでビバークしたらヤバイなぁ。

 分岐を折れて、谷筋に入ると寒さが緩いで一安心。途中、素手&薄着のトレイルランナーとすれ違ったけれど、大丈夫だったかな??

 しげさんから、最近の仕事の話、ブロックチェーンの話などを伺っているうちに、12:00丁度にビジターセンターまで下山。
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 折角なので、小諸に降りて、しげさんの希望で蕎麦処「車屋」へ。ランチ定食を頂いたが、ボリュームがあってなかなかGood!
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 しげ&のりは、折角ここまで来たのだからと、新生アートウォールへ顔を出しに行くと!肘を傷めてすっかりご無沙汰していたワタシも同行させていただいた。しばし小DKらと談笑して、再び千葉に帰っていった。。。って、すご!日帰り長野か、2人とも元気!これは、ワタシも見習わないと!

 思いもかけずに冬山にご招待頂いたお二人には、ほんと感謝!ぜひまた、月イチ登山にご一緒させてください!

 なお!Google Mapに通行止め情報がなかったが、12月上旬から群馬県側は通行止めになるのでご注意を!! 

# by kanechins | 2023-12-03 21:52 | 「山」の独り言

OMM JAPAN 2023 in 北八ヶ岳

 OMM(Original Mountain Marathon)は、1968年に英国で生まれた山岳マラソンレース。敢えて気候条件の厳しい初冬に、必要な装備を背負い、読図、計画、判断、走破力、タイムマネジメント、チームワークなど「山の総合力」が試される1泊2日の山岳ロゲイニングレース。日本版であるOMM JAPANの記念すべき10回目の開催で、自身の参加は6回目となる。

 種目は「ストレート」(指定されたコントロールを順番に踏破するタイムトライアル)と、「スコア」(制限時間内に踏破したポイントで競う)の2つ。今年も、山岳指導員仲間でもあるJunkoをバディに、「スコア(ロング)」(制限時間 13時間)にエントリー。備忘のために記録を残したい。

 2023年11月10日(金)
 午後の年休を死守し、帰宅して準備を整え出発。意気揚々とした気持ちとは裏腹に、小海町に近づくとかなりの降雨に見舞われ、路面はびちゃびちゃで意気消沈。雨で視界が悪い夜道を、ナビを頼りに小海リエックスへ。真っ暗でわかりにくい駐車場を彷徨い、18:30頃に駐車。
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 小雨が舞う中、前夜祭の会場へ向かう。てっきり、上の写真のホテルが会場かと思っていたが、ホテルの脇を抜けて、暗い夜道を10分程歩く。スキー場のレストランっぽい「エーデルワイス」という建物へ。
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 会場内は既に多くの人で賑わい、熱気に溢れていた。
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 暖炉を「暖かい」と感じたので、外はそれなりに冷え込んでいたと思う。
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 会場には、過去の大会のパネル展示があり、思わず魅入ってしまう。
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 楽しみにしていたクラフトビールは、な、なんと既に売り切れ!?会場の雰囲気で気持ちを盛り上げるだけ盛り上げ、車に戻って持参の白ワインで独り、健闘を祈って乾杯。22:00には寝袋に入る。


 2023年11月11日(土)
 隣の車の音で目覚める。昨日の雨により湿度MAXで、霧に覆われた朝となった。
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 お湯を沸かしてインスタントラーメン&おにぎりの朝食を。Junkoと連絡を取り、無事に合流。なんと、隣の車はK竹夫妻!装備チェック、荷物の分配を行い、再び会場へ。
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 受付で宣誓書を提出し、今年も験(げん)を担いでSIチップはJunkoの腕に装着。
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 行ってきます!
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 歩いて10分弱のスタート地点へ向かう。毎年の事ながら、この看板を見ると、気が引き締まる。
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 初日は早めのスタートであったので、人もまばら。スコア競技は、1分間毎に4チーム(8人)のウェーブスタート。スタートラインの向こうに人だかりが!?いきなり悩むようなルート設定なのかと、びびる。
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 地図を渡され、まずは現在位置(紫色の三角マーク)を確認。全体を見渡し、前半を確実に押さえて後半を流すか、前半はさらっと流して後半で可能な限り稼ぐか。地図を渡されてからスタートまでの1分間は、あっという間。スタートして歩きながら、後半でポイントを稼ぐ方針に。
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 標高差で100m下るCE(10)、CC(40)をスルーし、まずはAC(20)を目指す。
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 実線の道だからと余裕をかましていたが、途中は小径が交錯し、彷徨っているチーム多数。
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 無事にAC(20)をGET。幸先が良い。
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 林道のショートカット。荒れていたり、傾斜が強すぎたりすることもあり、必ずしもラクで早いとは限らない。見極めが肝心。
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 コンパスと地形を頼りに、狙った尾根を下る。方針を決めたら、思い切って突っ込むことも肝要。
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 CDは50ポイントなので苦戦を強いられるのを覚悟していたが、すんなりGETできた。
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 緩やかであっても、登りが続く直線路は地味に辛い。
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 続くDC(30)も、道路からの小径を見落とさないようにしてGET。
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 続くCGへは山側から行くルートも取れそうではあったが、かなりの大回りに。一旦、道路まで下る。ロードが苦手なワタシは、この手の道が辛い。。。
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 CG(30)は広い尾根に位置していたが、スムーズにGET。
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 さらに上に登り、淡い踏み跡の道へ。笹を掻き分け、地形を読みながらDD(10)を目指す。
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 DD(10)を目指す。踏み跡がない尾根は、不安が残る。
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 しかし、読図を信じて藪を進み、DD(10)をGET。尾根のわずか手前から上がってきたチームは見落としたまま下って行った。非情だが、これもレース。
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 CB(50)もスムーズにGETし、広い尾根を下る。
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 このまま尾根を下ると、割と大回りに。ここまで順調に来れたので、ちょっと攻めてショートカットすることに。灌木ブッシュを掻き分けて道路が見えた!かなり前に走って追い抜いて行ったパーティが見えて「やったぜ!」。と思ったのは束の間。なんと、傾斜の強い法面の上に出てしまい、降りられない。
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 尾根から下ってきて(写真上から)右に行くか、左に行くか。地形図を見ると右(写真だと左)に行くと切れている部分があったので、右へ。が、トゲトゲの蔦が交錯する藪で、痛いわ、引っ掛かるわで大苦戦。

 行けども行けども崖が切れない。なんとか、蔦を掴んで後ろ向きに降りられる高さの場所で、強引に道路に降りる。ここで20分程ロスト、汗。今思えば、左に行けば尾根は低くなっていくので、このようなケースは尾根末端を目指すべきであったと反省。

 道路を横断して、再び藪の斜面を下る。が、途中の見えない段差でJunkoが足首を強くひねってうずくまってしまった。しばし休憩して様子を見る。走れないけれど(走らないけど)、「固定しなくてもなんとか歩けそう」と。

 ペースは落ちるものの、読図にじっくり時間を割くことができ、BH(40)を迷うことなくGET。地味に辛い林道を登ると、急に展望が開けた。
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 だんだんと人が増えてきたので、ゴールが近づいていることを感じる。BU(30)をGET。
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 マーシャルポイントを目指して、再び藪を下って林道へ。
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 林道から小径に入る部分がちょっとわかりづらく、前を行くパーティは気付かずに進んでいった。
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 DM(50)、CM(20)も順調にGET。さらに尾根を下って道路に出る。
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 さぁ、ここから登り返しだ。次のBBは谷にあるので「下から沢を詰める」ことも考えたが、ここは林道から攻めることに。広い谷は地形を読みづらく、周囲には彷徨う人々が。我々は地形を読みとることができ、BB(40)も順当にGET。
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 再び林道まで戻り、長い登り坂を黙々と進む。途中、道路が膨らむ場所から沢を目指して藪に入り、BA(30)もGET。
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 再び林道まで戻り、あとはゴールを目指すのみ。
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 与えられた地形図には標高も、地名も記載がないので、自分がどこにいるのかわからない。が、どうもキャンプ場っぽいところがゴールのようだ(後に「駒出池キャンプ場」と判明)。DE(10)もGET。
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 トイレ群が見えてきた。ゴールは近い!
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 既に色とりどりのテントが立ち並ぶキャンプサイトを抜け、フィニッシュへ!
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 お疲れさまでした!
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 SIチップのデータを読み込み、コントロールに間違いが無いか確認。
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 結果、初日は6時間37分で13コントロール、410点をGETできた。残り23分で取れそうなポイントは無いので、割と狙いどおりに回れたと思う。
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 キャンプサイトに入ると、スマホの使用が可能となる。まだ、タカコ&まやまやからLINEが入っていないので、フィニッシュしていないようだ。3つテントを張れる場所を探す。
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 場所を確保し、テントを設営。水汲みなどしている内に、タカコらが合流してテントを設営。それにしても、寒い。上下ともダウン、合羽を着て、さらに下半身を寝袋に。今宵は、鶏の白湯鍋とアルファ米。冷えた体が暖まる。
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 しばし、外で談笑。が、あまりに寒くてそれぞれのテントへ。濡れた岩は氷っていたので、外は氷点下。体力に自信がなかったのでフライシートを割愛したが、夜半にみぞれが降った時は焦った。エアマットも省略したので、底からの冷えに耐える辛い夜に。
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 2023年11月12日(日)
 周囲の音で、午前5時半過ぎに目覚める。出発が早いチームは、既にテントの撤収を始めていた。
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 お湯を沸かし、体を芯から温める。
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 程なくして、タカコ&まやまやがスタートを切っていたので、エールを送る!がんば!!
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 テントを撤収しながら、続々と出発する選手らを見送る。
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 今年はトイレの数が十分で待ち時間も無く、本当にありがたい。
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 そして、指定の時間にスタートエリアに入る。
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 そして、2日目がスタート。
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 地図を頂き、作戦会議。
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 全体のコントロールの配置を確認し、最初に標高を上げる西側を攻めてポイントを稼ぎ、最後に下る作戦に。そうと決まれば、まずは標高差で300mほど、淡々と遊歩道を登る。
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 ロードを経て、写真上部の植生が変わる角を目指して登る。
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 本日最初のDK(50)をスムーズにGET。
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 来た道を下るチームが多いなか、我々は藪に突っ込みBFを目指す。
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 林道に出る。この時は気が付かなかったが、後で地図を見返したら、昨日通った道であった。
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 BFを目指して右の藪に入るが、これが猛烈!久しぶりの、背丈越えの藪をわっせわっせ漕ぎながら尾根を詰める。
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 BF(20)をなんとかGETした後、再び猛烈な藪斜面に入り、転げ落ちるように下る。続いてのCAを左の道から行くか、右から上がるか悩む。最初にADを目指すことを考え林道を下るが、沢筋は藪が濃い。下からCAを目指して登り返すことに。
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 が、CAが見つからない。周囲には彷徨うチームがうようよ。冷静に読図を行い、「この辺りのはずなんだけどなぁ~」と深い藪を掻き分けたところにコントロールを発見!10点なのに、今回、1番難しかったかも?
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 一旦、林道まで戻る。そして、コンパス片手に小径を辿り、AD(40)もGET。林道まで下り、一旦、ロードに出る。昨日、ここを歩いたのだが、こんな急な坂だったのね。
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 突き当りのスキー場の、左側の尾根を詰める。地図通り、登るほどに傾斜が増してくる。
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 写真上部の急斜面を右に巻き、尾根へ。ゲレンデから登ってくるチームは、急傾斜に苦戦している様子。CJ(30)をGETし、さらに等高線が密となる上部へ。気を許すと滑落しかねない急斜面を、慎重に登る。
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 150m程高度を稼ぐと、今度は笹っ原に。足元が見えづらいので慎重に。
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 そして、再びロードへ。マーシャルポイントで声援を頂き、脇の細い林道へ。途中、ショートカットを交えてAKを目指す。
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 尾根上にあるAK(30)をGET。
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 再び林道に戻り、本日、最も難易度が高そうなBM(50)を狙って草原に入る。コンパスをこまめに確認しながら踏み跡を辿り、傾斜が落ちる部分からはコンパスのみを頼りに方角を定め、笹で覆われた斜面を下る。

 途中、急斜面で朽ち木が折れて、頭から窪みに吹っ飛んだが、受け身を取れて事なきを得た。10cmずれていたら、顔面から切り株に突っ込むところであった。以降、慎重に脚を運ぶように気を付ける。

 脇の笹が薄い部分を選びながら、方角を見失しなわないよう下る。
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 彷徨うことを覚悟するような広い尾根であったので、ピンポイントで斜面下部の道に出たときにはびっくりした。そして、貴重なBM(50)もGET。
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 一旦、ロードに出る。スキー場トップのBDをどう獲るか悩んだ末、「尾根の西側は藪が薄いはず」というJunkoの意見を考慮し、沢から尾根に上がることに。
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 狙い通り藪は薄かったものの、なかなかの傾斜。わずか60m程の登りが異様にキツい。尾根を登り詰めて笹原を越え、ゲレンデトップのBD(10)をGET。
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 ゲレンデを下り、並走する遊歩道に移る。
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 遊歩道上にあるDU(20)もGETし、再びゲレンデへ。滑ればあっという間の斜面を、てくてくと下る。奥に、11月に歩いた荒船山が望める。
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 ここで、このまま下らせてくれないのがOMM。40点を手に入れるため、再び、ゲレンデの急斜面を登り返す。
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 普段ならなんでもない斜面なのだが、疲労が重なった心身にはこたえる。
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 ゲレンデを登り切り、斜面を緩やかに下りながらCN(40)を目指す。
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 さぁ、いよいよラストだ。フィニッシュゲートが見えてきた。
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 足首を痛めたJunkoに歩調を合わせ、慎重に急斜面を下る。
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 そして、フィニッシュ!2日間、本当にお疲れさまでした!
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 SIチップを返却し、ポイントの確認。2日目は5時間31分で10コントロール、300点をGETすることができた。
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 スタッフとして参加されていたO西先生、ことちゃんと再開!今回も、素敵な大会運営をありがとうございました!!
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 手打ち蕎麦を頂けるとのことで、列に並ぶ。
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 大変においしゅう頂きました!
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 会場を盛り上げてくださっていたDJの方にも拍手!
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 足首を傷めながらも、トゲトゲの藪でパンツがびりびりに裂けてまで歩みを共にしてくださった相棒にも、感謝の念を込めて拍手を送りたい。
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 さて、結果。総合得点は710点(12時間8分)。順位は混合10位/76チーム、総合49位/306チームとなった。
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 day1は沿面距離27.3km 累積登高差1,961m、累積下降△2,048m。
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 day2は沿面距離19.6km 累積登高差1,622m、累積下降△1,531mに。合計沿面距離46.9km 累積登高差3,583m、累積下降△3,579mとなった。
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 表彰式まで残ってみたが、驚いたのは親子2世代で入賞しているチームが散見されたこと!父親も相応の走力がないと入賞できないはずなので、家族揃ってのランナーなのだろうね!
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 今年もOMMが終わった。正直、心身共に衰える一方なので「今年で引退だな、これは」と思っていた。が、ペースに余裕があったのか、読図に集中することができ、ほとんどロスすることなく完走することができ、とっても楽しかった。

 来年のことを言うと鬼が笑うが、OMMへのエントリーを止めてしまうと山に行かなくなるおそれが大きいので、なんとなーく来年もエントリーしているような気もしてきた。

 今年も共に歩んでくれたJunko、共に北八ヶ岳の山中を彷徨い歩いた選手の皆様、何より大会を運営くださったスタッフの皆様に、心から感謝を申し上げます!今年も素晴らしい大会をありがとう~!!

# by kanechins | 2023-11-12 22:33 | 「OMM」の独り言

経ヶ岳(仲仙寺ルート)

 2023年11月5日(日)
 OMMを翌週に控えた週末。午後に地区の用務があるので、最後のトレーニングとして、ソロで近場の経ヶ岳へ。オフシーズンもあってか、駐車場は貸し切り。十分な広さとトイレ・水道もあるのでありがたい。6:40に駐車場を発つ。
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 路傍の紅葉が見事。
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 背景が色鮮やかだと、お地蔵様たちが笑顔に見える不思議。
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 自然が織りなすグラデュエーション。
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 6:45、仲仙寺の本堂で手を合わせ、右側から登山道へ。
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 しばらくは明瞭な道が続くが、尾根を外れて谷をトラバースする辺りから笹が茂って、道が不明瞭に。「ダムから行けばよかった」と思いつつ、「OMMに向けて読図感覚を研ぐには良い」と思い直し、熊鈴を鳴らしながら進む。
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 7:35、「大泉所ダム」からの道と合流する4合目に。ここまでの道は廃路感が溢れていたが、ここからは明瞭な道に。
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 ギャップが激しい、笹が刈りこまれた明瞭な登山道を歩む。
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 7:55、気持ちが良い、5合目広場。
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 8:09、岩が露出している部分が6合目(14分)。
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 8:22、7合目に到着(13分)。左が8合目。5分ほど休憩して出発。
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 8:55、8合目(28分)。ここまで上がってくると、展望がきいてくる。写真は八ヶ岳連峰。
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 黒沢山。
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 御嶽山。
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 9:08、9合目を通過(13分)。合目毎に木製の看板が置かれていて、ソロだとなお更に励まされる。
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 そして9:25、経ヶ岳山頂(2,296m、17分)。
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 山頂には、権兵衛峠からみえた方1人のみで、静か。握ってきたおにぎりを2個頬張り、汗ばんだ服を乾かす。20分ほどゆったりと休憩し、9:45に下山開始。

 10:07に8合目(22分)、10:25に7合目(18分)、10:34に6合目(9分)、10:45に5合目(11分)を通過。ダムへ下る明瞭な道を横目に、「ここをまた下るのか」と思いながら、再び藪っぽい道に入る。
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 随所にマーキングがあるので迷うことはないとは思うが、不慣れな方は不安になるかもしれない。
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 再び尾根に出ると、道は明瞭に。折角なので、足慣らしに軽く走ってみたり。
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 11:30、仲仙寺の本堂に帰着。
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 11:35、駐車場。
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 ルート図。
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 断面図。ただひたすら登って、下る。距離は13.7km、累積登高差は1,550m。割と鍛えられる。標準コースタイムは6時間40分の所、4時間30分であった(67%)。
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 いよいよ、来週はOMM.怪我しないことを目標に、楽しんできます!

# by kanechins | 2023-11-05 23:49 | 「山」の独り言

晩秋の荒船山。

 2023年10月29日(日)
 一匹狼のワタシとしては珍しく、(きっかけを忘れたけれど)娘ほどの若さの職場の後輩女子3人と京ヶ倉。に行く予定であったが、北信は予報が芳しくない。天気図を睨みつけ、急遽、天気が良さそうな荒船山に20数年振りへ。

 最初の核心は、20台程しか停められない内山峠の駐車場。「早く起こされた上に、激寒の中を歩かされて山なんてダイキライ!」と思われては不本意。天気は午後から回復する見込みであったので、のんびり現着7:30を目指すことに。

 予定通りに駐車場(標高1,070m)に着くも、さすが紅葉の季節。駐車場は既に満車であったが、かろうじて路肩に停められた。準備を整え、7:55に駐車場を出発。仮設トイレが2基、ありがたい。 
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 普段、仕事で接するだけでは知りようがない、それぞれの個性を知る機会が得られるのは、山ならでは。
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 朝方は北風が当たり、厚い雲で覆われた寒々しい道を歩くが、じきに群馬県側から青空が覗く。紅葉が美しさを発揮するには、お日さまの力が不可欠。
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 休憩を兼ね、読図の話をしたり、低体温症の話もしながらこまめに着衣を調整。ゆったりと紅葉が進む道を歩む。
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 8:25、1158m三角点を通過。かなり余裕をもった計画にしていたが、良いペースで進む。「あの上まで登るのよね。」と、さて一体、どこをどう登るのでしょう!?
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 艫(とも)岩に差し掛かり、谷を越えた所から傾斜が増す。ロープやはしごを辿り、一気に高度を上げていく。
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 傾斜が落ちてくると、ほぼ艫岩の上。荒船山を遠望すると船の形に見えるが、その甲板の部分に上がったのだ。
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 艫岩に上がって左手に、絶壁を見下ろせる場所が。縁の直下はハングしているのか、岩壁を見ようと覗き込むと上半身がせり出すので注意。艫岩の縁に沿って東進する。
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 じきに東屋と、展望が効く場所に。歩んできた道を振り返る。
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 東屋の右側を抜け、南進する。荒船の甲板の上は、稜線を歩いていることを忘れるような平原が広がる。残念ながら、紅葉を飛び越え落葉してしまったようだ。
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 昭和初期に建立された「皇朝最古修武之地」の石碑があり、寄り道。何か感じるものがあり、写真はなし。今にも折れそうな、珍しい細身の石碑。説明書きに謂れがあったが、ネットで調べると、当時の歴史背景も含めて考察されている方もいて、興味深い。
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 さらに南に進むと、荒舩山神社奥社が。安全登山を祈念。
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 同じ平らな稜線なのに、葉が残っている場所が散見される。霜の当たり方が違うのかな?
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 星尾峠を左折し、南東の尾根を辿る。標高差で80m程の急斜面を詰める。
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 そして、10:20に荒船山(経塚山、1,423m)山頂へ。折り悪く、雲に陽射しが遮られて冷たい北風が当たる。
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 山頂には何組か休憩されていたが、あまりに寒く、早々に降りていく。我々も5分ほど滞在し、10:25に山頂を発つ。急斜面を慎重に下り、船の甲板を北上。多くのハイカーとすれ違い、この山の人気が伺える。
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 群馬県の相沢集落からの分岐を越える。
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 そして、11:05に艫岩展望台の東屋に帰着。お昼時ということもあって、周辺は賑わっている。林の中にシートを広げるも、落ち葉が積もってふわふわ過ぎ。昼寝をするにはよいけれど、ランチにはちょっと。

 東屋のテーブルが空いたので、クリームシチューを作る。冷えた体に、温かい食べ物は沁みる。
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 ゆっくりとランチタイムをとり、11:55に下山開始。
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 急な斜面に落ち葉が積もっていたので、慎重に。
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 割と急な斜面に道が設けられている。万が一にも滑落は許されず、気が抜けない。
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 続々と登ってくる人たちと、すれ違う。はしご場ではプチ渋滞も発生。慎重に下り、艫岩下の稜線まで下る。
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 ここからは、紅葉が映える気持ちの良い道に。
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 時折、射し込む陽射しが、紅葉を照らし出して美しい。
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 ちょっとした岩場。つい、ボルトがないか探してしまう。
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 紅葉は、標高1,100m位が見頃かな?
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 この尾根を巻くと、いよいよフィナーレだ。
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 13:40、駐車場着。お疲れ様でした。満車だった駐車場も、この時間には8割ほど空いている状態。

 標準コースタイムは5時間40分で、純行動時間は4時間50分。多かれ少なかれ山を歩いたことがあるメンバーだったので、割と良いペースで歩くことができた。
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 歩行距離は9.3km、累積登高差は1,001m、消費カロリーは1,124kcal。思っていたよりも標高差があり、歩き応えがあった。
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 普段は仕事でしかお付き合いがない3人であったが、たまには、世代を超えた方々とのんびりと山に入るのも良いですね。また、機会があればぜひ。

# by kanechins | 2023-10-29 22:26 | 「山」の独り言